安富祖貴子 TAKAKO AFUSO

沖縄県金武町伊芸に生まれる。 4才よりクラシック・ピアノを習い始める。 高校卒業後上京、尚美学園音楽短期大学・音楽学科ピアノ科でクラシックを専門的に学ぶ。 卒業後、沖縄に戻り音楽アカデミーに所属しピアノ講師をつとめるかたわら、県内リゾートホテルのラウンジで弾き語りの演奏活動を始める。 2000年12月、沖縄No.1ラテン・ロック・バンド「ディアマンテス」にキーボード、バックヴォーカリストとして加入。数々のライヴの他、CD『リブレ』『アデランテ』『ビエントス』の3作品にも参加。 2004年1月より再びソロの音楽活動を始める中、県内一のリゾートホテル「ブセナテラス」 のラウンジのレギュラーとして、アメリカでジャズ修業をして帰国したギタリスト、知念嘉哉とコンビを組みジャズ・スタンダードの演奏を始める。 2005年3月、その歌唱力、フレイジングに目をとめたM&Iレーベルからジャズ・ヴォーカリストとしての道を提案され、その時点ですすめられて聴いたニーナ・シモンの「ボルチモア」及び、ビリー・ホリデイの「レディ・イン・サテン」に衝撃を受ける。 早速に上京、都内のジャズ・ライブ・ハウスを見学、ジャズに完全に魅了される。 そして相棒のギタリスト知念が師事を受けていたニューヨークから帰国直後のベーシスト井上陽介に出会い、夢として培ってきたR&Bヴォーカルの魅力をあわせもつ新しいタイプのジャズ・ヴォーカリストを目指し、ジャズ・フィールドでの活動を誓う。 2006年3月、1stアルバム『魂/Kon』を発売。その歌声から50年に1人のジャズ・ヴォーカルの逸材と言われ、デビュー作にもかかわらずスイング・ジャーナル誌選定ゴールド・ディスクを獲得。そして同誌選定の2006年「ジャズディスク大賞」において、〈制作企画賞〉〈ニュースター賞〉、さらにADLIB誌”アドリブ・アワード”「’06国内ニュースター賞」と、栄誉ある受賞を果たした。 2007年2月、2ndアルバム『マブイのうた』を発売。 本作がADLIB誌”アドリブ・アワード”「’07国内R&B/ヒップホップ賞」を受賞。 2008年6月、ニューヨークにてレコーディングを行なった待望の3rdアルバム『Hallelujah~summer of ’86~』を発売、前作に続きADLIB誌”アドリブ・アワード”「’08国内R&B/ヒップホップ賞」を受賞した。 現在、「横浜ジャズプロムナード」や「南郷サマージャズフェスティバル」等、各地のジャズフェスティバルに出演、好評を博し、また全国のジャズ・クラブでも精力的にライブ活動を行っている。 2012年10月24日には6作目のアルバム「マイ・ブルース」をM&I音楽出版より発売。